2011年10月14日
おあずけ
10月8日からの3連休 快晴の涸沢へ行ってきました。
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
〝涸沢の紅葉見ずして穂高を語ることなかれ″
といわれるくらい日本屈指の紅葉が見られる涸沢ですが、2日前に降った雪の影響で紅葉はほとんど散ってしまったそうです。
昨年は10年に1度の紅葉といわれ、今年は残念ながら40年ぶりの大凶といわれている。
同じ場所でも気候の変化により、大きく変わるもんだなぁと実感した。
それでも抜けるような青空で我が家を迎えてくれた涸沢に感謝したい。
考えてみれば10年に1度より40年に1度のほうが貴重なのだ。
そう思うことにした。
夜は相当な冷え込みで当然ながら氷点下の世界です。
子供はモンベルのスーパースパイラルダウンハガー#3
親父はスーパースパイラルバロウバッグ#3
服を着込み手袋をして寝れば全然大丈夫!
テントは中も外もぎゅうぎゅう。
やはり2人用テントに3人はキツイですわ^^
5時 モルゲンロートを見るために辺りが騒がしくなってきました。
5時24分 この時点ではまだ暗い。
ステージの開演前みたいに場所取りやら雑談やらでざわついています。
私の横にちょうどカメラクルーがいたので、場所取りとしてはいい場所だったのかもしれません。
それにしてもトイレの行列がすごい!
昨日までは、行列が長いといってもトイレから売店を越え小屋の端までだったのが、今朝はテント場の受付にまで並んでいます。
行ったことのない人はイメージがわかないだろうから分かりやすくいうと 通常30分待ちの行列が1時間に延びたということ。
生理現象なので1時間も我慢できるのか?
考えるとゾッとした。
ちなみに私は、深夜にすませておいたので大丈夫^^
前に座っていたご夫婦がいろいろ解説してくれたのでとても分かりやすかった。
徐々に明るくなってくると
「あと10分くらいかな」
穂高岳山荘からフラッシュがたかれはじめると
「あそこはもう陽が上っているんだよ」
朝日がカールを照らしはじめると一斉にシャッターがきられます。
ほんの数分で山の色が見る見るかわっていきます。
これが涸沢のモルゲンロートです。
キレイだった~♪
撮影を終え、テントへ戻ると
おーっ凍ってる!
子供達を無理矢理起こし外へ連れ出すも・・・
ん・・・何やら様子がおかしい
特になんちゃって山ガールが吐き気をもよおし、あわててテントに戻ります
そういえば昨日、頭が痛いっていってたけど まさかたった2300mで高山病とかじゃないだろうし・・・
そのまま寝かせて様子を見ます。
子供を置いて自分だけピークも目指せないし、暇なので生き残りのナナカマドを探してうろうろしました。
9時過ぎて部長が復活したのでヒュッテに連れて行き、遅れを取り戻すように記念撮影
こうして予定が大幅に狂ってきたので奥穂も北穂も見るだけにして、下山の計画を練ります。
今日一日ここでゆっくりするのもいいが、明日一気に下山することを思えば、少しでも前進していたほうが楽だろう。
とりあえず横尾まで下りれば、そこからキャンプ場が三箇所(横尾、徳沢、小梨平)もあるし、翌日の行動に余裕が出来る。
そうと決まれば早速行動開始!
10時30分 子供に食事をさせその間にテントを撤収します。
なんちゃって山ガールも元気を取り戻したみたいで一安心。
奥穂や北穂は次回の楽しみに!ということで下山
そういえば涸沢ヒュッテでお金を使ったといえばチップ制のトイレだけでした。
我が家は、おでん嫌いなので名物おでんはなし!
ビールも夏以外はいいやってことでパス!
ラーメンやカレーは持参したのでこれもパス!
結局、無駄?使いがなかったので子供達に「ご褒美は何がほしい?」と聞くと
登山バッチ
「はいはい。買いますがな。これ いくら?」
「1つ500円です。」
「じゃぁ2つで1000円ね。」
と代金を差し出したら
「皆さん、並ばれてますんで並んでください。」
といわれ見渡すと売店は、いつもの30分待ちの行列。
「何も食べ物注文してるんやないんやから、このお金を受けとってくれれば商談成立やん。」
といいたいところですが、子供の手前、言葉を飲み込んでおとなしく行列に加わりました。
もっと要領よく柔軟に対応してもらいたいものです(2度目)
11時出発の予定が無駄な30分を費やして11時30分下山開始。
さよなら涸沢カール また来るからね~ 子供はもう行かんていうかなぁ
後ろ髪を引かれながら横尾谷へ下りて行きます。
軽い高山病だったのか子供達はすっかり元気です。
12時54分 本谷橋到着
ちょっとだけ休憩して、次の横尾を目指します。
13時59分 横尾到着
ここで家族会議。
一気に上高地まで下りそのまま今日帰るか、徳沢か小梨平でキャンプをして明日ゆっくり帰るか。
多数決の結果、2対1でもう1日上高地に残るという案は否決されました。
「なんでそんなに帰りを急ぐの~、お父さんは、もう1泊したいぞー」
とぶつぶついいながら足早に歩きます。
コースタイム3時間の道のりを3時間で歩き、尚バスに並ばずに乗車するというのが今日帰れる条件だったので正直なところ、ギリギリセーフかアウトのクロスプレイだったのです。
昨日と同じ徒競走状態です。
調子よく徳沢の手前まで来た時に・・・
アクシデント発生
15時10分 諸事情により徳沢に強制宿泊決定!
感のいい方は、写真で判断してね^^
この件についてのコメントも差し控えさせていただきます。
はい!ご褒美の徳沢園名物ソフトクリーム 400円
ここまで来ないと食べられない味は格別です。
今日のキャンプ場は草地なので快適で~す。涸沢のテン場にくらべればベッドみたいなもんです。
隣にテントを張っていたおじさんがいろいろ話しかけてきます。
「昨年の紅葉は10年に一度の紅葉といわれ素晴らしかった。」
とデジカメの写真を見せてくれ
「私は10年登って初めて見れたんだから、あんたら初めてだったらこれからだね。また来年来るといいよ。」
と親切に教えてくれました。そんなに簡単にいわれてもなぁ・・・
「はい!来年も来ます。」
と笑顔で答えておきました^^
日が暮れるとやることもないので18時30分就寝。
ここでも新記録更新です。
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
〝涸沢の紅葉見ずして穂高を語ることなかれ″
といわれるくらい日本屈指の紅葉が見られる涸沢ですが、2日前に降った雪の影響で紅葉はほとんど散ってしまったそうです。
昨年は10年に1度の紅葉といわれ、今年は残念ながら40年ぶりの大凶といわれている。
同じ場所でも気候の変化により、大きく変わるもんだなぁと実感した。
それでも抜けるような青空で我が家を迎えてくれた涸沢に感謝したい。
考えてみれば10年に1度より40年に1度のほうが貴重なのだ。
そう思うことにした。
夜は相当な冷え込みで当然ながら氷点下の世界です。
子供はモンベルのスーパースパイラルダウンハガー#3
親父はスーパースパイラルバロウバッグ#3
服を着込み手袋をして寝れば全然大丈夫!
テントは中も外もぎゅうぎゅう。
やはり2人用テントに3人はキツイですわ^^
5時 モルゲンロートを見るために辺りが騒がしくなってきました。
5時24分 この時点ではまだ暗い。
ステージの開演前みたいに場所取りやら雑談やらでざわついています。
私の横にちょうどカメラクルーがいたので、場所取りとしてはいい場所だったのかもしれません。
それにしてもトイレの行列がすごい!
昨日までは、行列が長いといってもトイレから売店を越え小屋の端までだったのが、今朝はテント場の受付にまで並んでいます。
行ったことのない人はイメージがわかないだろうから分かりやすくいうと 通常30分待ちの行列が1時間に延びたということ。
生理現象なので1時間も我慢できるのか?
考えるとゾッとした。
ちなみに私は、深夜にすませておいたので大丈夫^^
前に座っていたご夫婦がいろいろ解説してくれたのでとても分かりやすかった。
徐々に明るくなってくると
「あと10分くらいかな」
穂高岳山荘からフラッシュがたかれはじめると
「あそこはもう陽が上っているんだよ」
朝日がカールを照らしはじめると一斉にシャッターがきられます。
ほんの数分で山の色が見る見るかわっていきます。
これが涸沢のモルゲンロートです。
キレイだった~♪
撮影を終え、テントへ戻ると
おーっ凍ってる!
子供達を無理矢理起こし外へ連れ出すも・・・
ん・・・何やら様子がおかしい
特になんちゃって山ガールが吐き気をもよおし、あわててテントに戻ります
そういえば昨日、頭が痛いっていってたけど まさかたった2300mで高山病とかじゃないだろうし・・・
そのまま寝かせて様子を見ます。
子供を置いて自分だけピークも目指せないし、暇なので生き残りのナナカマドを探してうろうろしました。
9時過ぎて部長が復活したのでヒュッテに連れて行き、遅れを取り戻すように記念撮影
こうして予定が大幅に狂ってきたので奥穂も北穂も見るだけにして、下山の計画を練ります。
今日一日ここでゆっくりするのもいいが、明日一気に下山することを思えば、少しでも前進していたほうが楽だろう。
とりあえず横尾まで下りれば、そこからキャンプ場が三箇所(横尾、徳沢、小梨平)もあるし、翌日の行動に余裕が出来る。
そうと決まれば早速行動開始!
10時30分 子供に食事をさせその間にテントを撤収します。
なんちゃって山ガールも元気を取り戻したみたいで一安心。
奥穂や北穂は次回の楽しみに!ということで下山
そういえば涸沢ヒュッテでお金を使ったといえばチップ制のトイレだけでした。
我が家は、おでん嫌いなので名物おでんはなし!
ビールも夏以外はいいやってことでパス!
ラーメンやカレーは持参したのでこれもパス!
結局、無駄?使いがなかったので子供達に「ご褒美は何がほしい?」と聞くと
登山バッチ
「はいはい。買いますがな。これ いくら?」
「1つ500円です。」
「じゃぁ2つで1000円ね。」
と代金を差し出したら
「皆さん、並ばれてますんで並んでください。」
といわれ見渡すと売店は、いつもの30分待ちの行列。
「何も食べ物注文してるんやないんやから、このお金を受けとってくれれば商談成立やん。」
といいたいところですが、子供の手前、言葉を飲み込んでおとなしく行列に加わりました。
もっと要領よく柔軟に対応してもらいたいものです(2度目)
11時出発の予定が無駄な30分を費やして11時30分下山開始。
さよなら涸沢カール また来るからね~ 子供はもう行かんていうかなぁ
後ろ髪を引かれながら横尾谷へ下りて行きます。
軽い高山病だったのか子供達はすっかり元気です。
12時54分 本谷橋到着
ちょっとだけ休憩して、次の横尾を目指します。
13時59分 横尾到着
ここで家族会議。
一気に上高地まで下りそのまま今日帰るか、徳沢か小梨平でキャンプをして明日ゆっくり帰るか。
多数決の結果、2対1でもう1日上高地に残るという案は否決されました。
「なんでそんなに帰りを急ぐの~、お父さんは、もう1泊したいぞー」
とぶつぶついいながら足早に歩きます。
コースタイム3時間の道のりを3時間で歩き、尚バスに並ばずに乗車するというのが今日帰れる条件だったので正直なところ、ギリギリセーフかアウトのクロスプレイだったのです。
昨日と同じ徒競走状態です。
調子よく徳沢の手前まで来た時に・・・
アクシデント発生
15時10分 諸事情により徳沢に強制宿泊決定!
感のいい方は、写真で判断してね^^
この件についてのコメントも差し控えさせていただきます。
はい!ご褒美の徳沢園名物ソフトクリーム 400円
ここまで来ないと食べられない味は格別です。
今日のキャンプ場は草地なので快適で~す。涸沢のテン場にくらべればベッドみたいなもんです。
隣にテントを張っていたおじさんがいろいろ話しかけてきます。
「昨年の紅葉は10年に一度の紅葉といわれ素晴らしかった。」
とデジカメの写真を見せてくれ
「私は10年登って初めて見れたんだから、あんたら初めてだったらこれからだね。また来年来るといいよ。」
と親切に教えてくれました。そんなに簡単にいわれてもなぁ・・・
「はい!来年も来ます。」
と笑顔で答えておきました^^
日が暮れるとやることもないので18時30分就寝。
ここでも新記録更新です。
Posted by たかみっち at 20:43│Comments(8)
│涸沢
この記事へのコメント
涸沢は一泊だったんですね。
徳澤キャンプ。
それはそれは、徳澤の寝心地は最高だったでしょうね~^^♪
涸沢も凄い人なら、徳澤のキャンプ場もカラフルなテントでいっぱいですね^^
徳澤キャンプ。
それはそれは、徳澤の寝心地は最高だったでしょうね~^^♪
涸沢も凄い人なら、徳澤のキャンプ場もカラフルなテントでいっぱいですね^^
Posted by ぴょんたん at 2011年10月14日 21:54
いや~サスペンスですね!
今後の展開が読めません、何度も写真を見直しても確信がもてません、ひょっとしたらと思うところがあるにはありましたが、推理小説の最後のページを先に見たくなるような展開ですね、続きワクワクしながら待ってます。
今後の展開が読めません、何度も写真を見直しても確信がもてません、ひょっとしたらと思うところがあるにはありましたが、推理小説の最後のページを先に見たくなるような展開ですね、続きワクワクしながら待ってます。
Posted by 岡 at 2011年10月14日 22:34
こんばんは~^^
さすが大人な決断です!
もし我が家ならどうしただろうと考えてみました
ハイキングの山ではないので
高山病をなめてかかってはいけないんですよね
ナナカマドって花の事だったんですね
見つかりました?^^
さすが大人な決断です!
もし我が家ならどうしただろうと考えてみました
ハイキングの山ではないので
高山病をなめてかかってはいけないんですよね
ナナカマドって花の事だったんですね
見つかりました?^^
Posted by しゅん at 2011年10月14日 23:33
ぴょんたんさん
もう1泊したかったのですが、諸々の事情が重なり強制下山、強制キャンプとなりました。
アクシデントでもなければ徳沢に泊まることもなかったのでこれはこれで良かったと思います。
また来年!リベンジできたらいいと思っています。
もう1泊したかったのですが、諸々の事情が重なり強制下山、強制キャンプとなりました。
アクシデントでもなければ徳沢に泊まることもなかったのでこれはこれで良かったと思います。
また来年!リベンジできたらいいと思っています。
Posted by たかみっち at 2011年10月15日 17:20
岡ちゃん
徳沢園と言えば、なんと言っても井上靖先生直筆の「氷壁」でしょう。
もう残念な展開はここまでで翌日は寄り道しながら帰りましたよ。
徳沢園と言えば、なんと言っても井上靖先生直筆の「氷壁」でしょう。
もう残念な展開はここまでで翌日は寄り道しながら帰りましたよ。
Posted by たかみっち at 2011年10月15日 17:24
しゅんさん
本当に高山病だったのかは分かりませんが、下山すると元気になっていたので疑う余地はあります。
ナナカマドの葉は、ほとんどしおれてしまっていますが実がキレイでしたよ。
涸沢の紅葉といえばナナカマドやダケカンバ。
今年は凶作だったのでまた来年リベンジしますか!
本当に高山病だったのかは分かりませんが、下山すると元気になっていたので疑う余地はあります。
ナナカマドの葉は、ほとんどしおれてしまっていますが実がキレイでしたよ。
涸沢の紅葉といえばナナカマドやダケカンバ。
今年は凶作だったのでまた来年リベンジしますか!
Posted by たかみっち at 2011年10月15日 17:29
すごいですね、完全な登山ですね。
気力体力、充実していますね。
いろいろ経験して、お子さんたちも、一回りおおきくなられたのでは。
気力体力、充実していますね。
いろいろ経験して、お子さんたちも、一回りおおきくなられたのでは。
Posted by メタ at 2011年10月16日 07:52
メタさん
今回は本気の登山です。
とても楽しい登山になりました。>親父だけ?
子供達に来年も行くか?と打診したところ、あまりいい返事は返ってきません。
今回は本気の登山です。
とても楽しい登山になりました。>親父だけ?
子供達に来年も行くか?と打診したところ、あまりいい返事は返ってきません。
Posted by たかみっち at 2011年10月16日 17:20